データソースのベストプラクティス

Claris Studio で FileMaker データソースを操作する際のベストプラクティスを紹介します。

FileMaker Pro は優先される情報源

Claris Studio でデータソースを操作する場合、FileMaker Pro が「優先される情報源」であることを覚えていてください。ごくまれに、Claris Studio と FileMaker のレコードの間に競合が起きることがあります。たとえば、ホストの接続が解除 (下記の「FileMaker Server の再起動または接続の解除」を参照) されてレコードが Claris Studio で編集された場合、FileMaker の対応するレコードが優先されて Claris Studio で行った最近の変更は上書きされます。

FileMaker Server の再起動または接続の解除

データソースの接続に使用する FileMaker Server ホストを再起動する必要がある場合、または一時的に接続が解除されている場合、ホストがオフラインになっている間に Claris Studio および FileMaker でレコードを編集すると最近の変更が失われる場合があります。FileMaker は Claris Studio よりも優先されるため、ホストがオフラインになっている間に Claris Studio で編集されたレコードはホストがオンラインに戻ってレコードが再び同期されると FileMaker によって上書きされます。

次の方法をお勧めします:

  • オフタイム中に FileMaker Server の再起動を行うことで、ホストがオフラインの間に Claris Studio でレコードが編集される可能性を最小限に抑えられます。

  • ホストがオフラインの間に Claris Studio で行われた変更をエクスポートして、ホストがオンラインに戻ったときに FileMaker によって誤って上書きされないようにします。

  • ホストがオンラインに戻ったら FileMaker から同期して接続を更新します。

ほとんどの場合、この間に Claris Studio で作成された新しいレコードは競合を起こさずに適切に同期されます。